大島の明日葉はここが違う
まず、水。
大島は日本でも有数の雨の多いところで、せり科の植物で水を好む明日葉には適しています。
次に、土地。
雨水によって根腐れを起きないのは、
大島の土に三原山の火山灰が混じっていて、
水はけが良いからです。
その次に、光。
直射日光に当てると葉が焼けてしまいます。
大島ではハンの木が
半日陰を作り出し、明日葉を守ります。
そして、栄養。
根瘤菌を有するハンの木とその落葉が大島の明日葉に自然の栄養を与えるのです。
大島のハンの木の下で、一切の農薬や化学肥料なしに育ちます。
ハンの木とは薪の原木となる落葉高木で、その下で栽培したものとそうでないものを比較すると、ハンの木周辺の明日葉の方が断然優れていることがわかっています。
その理由は、第一に、ハンの木の根には大量の根瘤菌が付着しており、この根瘤菌が絶えず、土中にとけこんで、豊かな栄養をおくりこんでいたからです。この栄養分を充分に吸収して優れた明日葉が育ちます。
ハンの木の葉と根瘤菌がうんだ肥沃な土地で育つ明日葉・・・。大島の明日葉を語るには、この自然の営みともいえる、ハンの木と明日葉の共棲関係を抜きにはできません。
もちろん、肥料だけでなく、農薬も一切使われておりません。当研究所で加工される明日葉は、大島明日葉生産者組合の協力を得て、化学肥料も農薬も使わない自然栽培のものだけ。安心してお召し上がりいただけます。